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久しぶりのリポートです。今回はC.クリステンの「イノベーションのジレンマ」を再読して、そこから現代日本の広告会社の経営の今後について、考察してみました。
同書はすでによく知られており、「破壊的イノベーション」の概念は幅広く援用されています。広告ビジネスを論じる際に、しばしば引用されるテーマですが、今回は「これからの組織」に焦点をあてて分析と提言を行ってみました。
広告ビジネスにかかわる人だけでなく、広くマーケティングにかかわる人にとっても有効な示唆の多い本であることを改めて実感しました。
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summury
- 参入障壁の高いマス広告のバイイングに比べて、ネット広告の市場はオープンである。その上、広告効果もはるかに可視化されたのだから、まさに破壊的イノベーションとしての条件を備えていた。
- 一方で、すべての広告主が高度なブランディングを求めるのではなく、むしろ即効性のある販売促進施策、いわばある種の「先祖がえり」を求める傾向が強まった。
- 広告会社の最大の課題は「価値基準」にあると思われる。「これから何が重要か」という基準が明快にならない限り、どんなに優れた資源や洗練されたプロセスも、有効に作用しない。
Yreport_110118.pdf |
ヤマモト・リポートの第2巻です。内容は「日本の広告費」の精読です。電通から毎年発表される「日本の広告費」を、少し深めに読んでいます。今回は、業種別動向を見ることで、今後のマス広告の動向を考察しました。
summary
- マス広告のアテンションが購買に直結しにくい業種が、コミュニケーション戦略を見直して広告ビジネスの構造を変えてきた。
- 「耐久消費財の分野ではマス広告以上に価格政策が有効である」という仮説を国を挙げての実験が証明してしまった。
- マス広告を下支えした一般消費財も、原材料費インフレで収益が悪化すれば出稿を抑制する可能性が高い。
「日本の広告費」をじっくり読む |
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