タグ[ 80年代 CM ]
広告を見ていると、ターゲットを読む癖がある。癖、というよりは半ば仕事だ。ことにTVCMはタレントや音楽などの情報量も多く、良くも悪くも「マス」を狙っているために、戦略が見えやすい。
いまは、企業の自社サイトや動画チャネルでCMを見られるから、大学の講義で読解するにも最適の素材だ。たとえば、ポカリスウェットの夏と冬の、一見バラバラのCMを見ていくだけで、商品ポジショニングとターゲットが浮かんできたりする。
ただ、こうしたCMが自分に、いや正確には自分たちの世代に向けられていると感じる時があって、それはそれで複雑な気持ちだ。
企業から、「あなたがお客さんだよ」と言われるのは、基本的に「買ってくれそうな人」ということだから、わるいことではない。呼び込みから声をかけられない、というのははなから諦められてるってことだよね。
ただ、「こうすればOK」って思われてるのか?という時もあるわけで、最近はそういう経験が多い。単純に書くと、「80年代」のネタが多く、細かく言えば「80年代体験」のようなものが狙われている感じだ。 >> CMに狙われる「80年代のオジサン」たち。の続きを読む