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まったく行ったことのない所へ一人で行く。なんか、それだけで僕にとっては最大の娯楽なんだけど、これは結構得な性格かもしれない。特に名所とかなくても、知らないところへ行くだけでいいのだ。
そして「何もない」と地元の人が言うようなところでも何かはある。というわけで、ちょっと前のことだが遠州、つまり静岡の森町へ行った。
別にここを目指したわけではない。妻が愛知の実家に帰省したので、一日遅れてクルマで追っかけた。昨年は同じような企てで、信州の高遠から大鹿村の温泉へ投宿した。
今年は、新東名経由で行くので、森へは途中下車だ。
静岡県の森町と聞いてもピンとこないかもしれないが、「森の石松」の出身地だ。あの森、というのは地名である。森の中にいる人、ではなくて、それじゃオランウータンだ。
静岡というと海のイメージだが、この辺りを走っていると甲州のような感じだ。山間にある小國神社は「遠州一宮」でもあり、しっとりとした厳かさがある。
朝が早かったのだが、近くの蕎麦屋が開いていたので入る。天おろしが名物のようで、蕎麦も「それに合わせている」という。 >> 遠州で蕎麦をはしごする。の続きを読む