10月となると、そろそろ今年を振り返ってしまう。早過ぎるような気もするかもしれないが、12月決算の自営業だといろいろ総括する感じなのだ。
紅白歌合戦では「あまちゃん」関係がこれでもかと悪乗り気味にハシャぎ、年が明ければ「2020・TOKTO」に向けての未来予測が湧いてくるんだろうなと。
で、今年の流行語って、結構わかりやすいなと思う。
「アベノミクス」「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し」あたりだろうか。学生に聞いてもこの5つまではすぐに出てくる。
いかにも、昔ながらの「流行語」っぽいなあ、と思う。
まず、「マスメディア発」の言葉が多い。CM、ドラマ発で、スポーツ選手が漏らした一言などが目立たない。芸人発も、影が薄い。「iPS細胞」のような、科学系の言葉もあまりない。もっともノーベル賞や日本シリーズはこれからなので、まだわからないけど。
また、何というか「カネのにおい」がするのも今年の特徴だと思う。アベノミクスはずばり経済の話だし、その株高局面で(買うのは)今でしょ!という流行り方になった。「倍返し」も銀行の話だし。そういえばやや玄人好みだが「異次元」もあった。
でも、地に足の着いている感じがしない。右肩上がりだけど、何だかフワフワしてるのだ。やはり根底にあるのは緩和政策を背景にした株高で、その勢いにとりあえずみんな乗ってみましたということなんだろう。東京五輪だって決まったはいいけれど、「じゃあ、どうするんだ」と考え始めると百家争鳴だろうし。
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