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この時期になると、新入社員が現場に配属されている会社も結構あるだろう。歓迎会をやってトレーナーを決めて、毎年恒例の風景になる。
で、新人の育成については、昔から対照的な発想があって未だにそれが生きているように思うので、それについて書いておきたい。
1つは、古典的な徒弟制度の流れをくむ発想である。とにかくトレーナーと行動をともにする。寝食をともに、とまではいかないが飲食なども大切にする。ひたすら「背中を見て覚える」わけだから、効率がいいとは限らない。
やり方を教えるよりも「自分で考えろ」ということになるので、遠回りになることもある。
もう1つは対照的な合理主義である。仕事を可視化して、そのためのスキルを効率よく教えていく。私的な時間は切り離すし、外部からの知識の吸収にも熱心だ。
多くの新人にとってはストレスも少ないし、組織としてのリスクも少ないと言えるだろう。
ただし、そこに欠けているものも結構あるのではないかと思っている。
まあ、それぞれのいいところを組み合わせればいいのだろうが、あえて言えば僕の感覚に近いのは前者だ。 >> 新人には「星座」を教えない方がいいと思う理由の続きを読む