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51behgt7s2lもう、メディアというのは「残念な仕事」になってしまったのだろうか。

電通のデジタル不正からDeNAの今回の事件で、デジタル分野は大きなダメージを受けたけれども、マスメディアの信頼が上がったり、接触が回復したという感じもしない。たまたま、事件がデジタルで目立ったけれど、朝日新聞の一件などはまだ重くのしかかっていると思う。

感じるのは、「志」が低いなあ、というか「志」という概念自体が、もうないんだろうなということだ。

何でかな?と思うと、メディア産業がいろんな意味で「立派」になり過ぎたような気がする。そして、「これからはメディアだ」という時代の気分が、もうバックミラーの彼方になっていることと関係しているようにも思う。

「脱工業化」という言葉が、あった。「あった」というのは、もうそういう感覚でもないし、いまも工業だってちゃんと存在している。だから、ある時期の流行り言葉であったとは思う。

でも、その頃のメディア関係者は「本当にそういう時代になったら、どうすればいいいんだろ」とビビッていたようなところもあったと思う。

その辺りの感覚を知るには、梅棹忠夫の「情報の文明学」という一冊がいいと思う。 >> メディアの「志」を確かめるために~「情報の文明学」の続きを読む