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日経電子版に「出世ナビ」というコーナーがあって、なぜか懐かしい気持ちになった。
会社員じゃないから、ということもあるけれど、それにしても「出世」という言葉は、死語とは言わないまでも、耳にすることが少ないと思う。
死んでないけど、結構重篤というか、なんというのか、今時じゃない感じもする。
で、ふと気になったけど、この「出世」って英語では何というのか。
調べていくと、1つはpromotionだ。ただ、これは組織内の「昇進」にあたる言葉だろう。地位が上がるのはたしかに出世だけど、ちょっと物足りない気もする。
そして、もう一つはsuccessになる。ただ、英和でsuccessを引けば、もちろん「成功」がまず書かれていて”make a success in one’s life”や”succeed in life”が「出世する」となる。(プログレッシブ英和辞典)
やっぱり、日本語の出世にピタリとくる言葉はないように思う。
この出世という言葉は、もとは仏教用語だ。「俗世間を出て仏門に入ること」という意味があって(岩波国語辞典)、ここから転じたと言われる。そして立身出世というような言葉が出てきて、今の意味につながったのだろう。 >> 「成功」したいか、「出世」したいか。の続きを読む