僕は大学では非常勤なのだけれど、就職についての相談はよく受けるし、それなりに手伝いもできてきたと思ってる。
やっぱり広告やメディア業界を希望する学生が多く、時には講義をとってない学生が、人伝に聞いて、途中から聴講に来たりもする。
最近だと、最初から「デジタル」に絞り込んでいる学生も多い。内定後もプログラミングの本を抱えていて、聞けば独学で学んでいるというのもいた。
いわゆる「文系学部」にとって、「何かを創り出せる」仕事には他にはない魅力がある。僕も就活ではそんなことを言っていたような気もするし。
だから、メディア・広告の世界に行きたい学生は、できるだけ応援するし「おもしろいよ!」と言っていたんだけど、ここに来てちょっと困ってる。
電通はデジタル不正と過労死の問題が、相次いで起きた。講義ではタイムリーな話題も取り上げるようにしていて、先日はDeNAのWELQの件も話したのだが、何かメディアや広告界隈って「残念な仕事」に見えてしまわないだろうか。
この時は、まだ一部のネットメディアのニュースだったが「こういうのが起きて一番よくないのは、公的規制につながるパターンなんだよ」と言っていたけど、なんか色々と動きが出てきた。
伝統ある大手から、若い企業まで含めていろんなニュースが出てくると「どんな人が集まってるんだ」と思うだろう。
それでも、学生はいろいろと自分で情報を集めて動くし、意外と冷静だ。 >> こうもいろいろ続くと、メディア・広告業界は採用で苦戦するかも。の続きを読む