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まだまだ、SMAPの騒動は相当波紋が広がるんだろう。ただのタレントグループの話というより、企業の跡目争いにも見えるが、テレビなどのメディアや広告の関係者は大変だろうなぁ、と思う。まだ、今後の展開はわからないが、4月の番組改編とか、新年度のキャンペーンとかを考えると、このタイミングで「爆弾」を一度炸裂させておくということなのかもしれない。

言うまでもないが、SMAPをはじめとするジャニーズ事務所のタレントの影響力は強い。彼らを起用すれば、テレビの世界では視聴率を獲得できる確率は高まるわけで、まさに「基軸通貨」のようなものだ。

さらに、テレビ局を支えるCMでも、彼らの価値は高い。テレビ局経営は、二重の意味で彼らに依存している。いわばジャニーズ事務所はTVビジネスに基軸通貨を発行しているわけだ。だから、彼らの価値が暴落しないように、その露出は絶妙にコントロールされている。緩和政策などあり得ないし、ましてやバズーカなどするわけがない。

年末年始にテレビ雑誌を買ったのだが、コンビニで見た限りでは、表紙はことごとく嵐だった。以前はSMAPだったと思う。

表紙だけではなく、中を見てもジャニーズ中心の編集で、彼らがどの番組に出るか?という切り口で誌面が構成されている。ドラマやバラエティー、あるいはニュースにいたるまで、編成表のどこに彼らを配置するか?視聴率を確保するためには、限られた通貨を以下に上手に使うかがカギになるのだろう。

かつては、この基軸通貨がプロ野球の巨人戦だった。こちらのサイトによると、2000年くらいまで、巨人戦の視聴率は20%をキープしている。4月からの改編では巨人戦を中心にして、ゴールデンタイムが組まれていく。 >> テレビ界の「基軸通貨」としてのジャニーズ。の続きを読む



(2010年12月7日)

カテゴリ:マーケティング
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今年は結構ノンビリした年になった。
自宅にいる時間が長くて、単行本を4冊書いて3冊出す。いや、まだ一冊しか出していないと言われるかもしれないが、今日2冊目が出て、17日に3冊目が出るのである。いずれにせよ、自宅に一日いることも多かった。
さらに妻が週に3日ほど外で働くようになったので、いきおい自宅で一人で昼食となる。外に行ってもいろいろ店はあるのだけれど、家で食べるのも悪くない。今日も、妻が持って行った弁当のおかずと、野菜の煮物と蕪の葉と油揚げを炒めた常備菜。米は発芽玄米半分で雑穀を入れたもの。
それを一人で食べるとなると、テレビを見る。日本テレビの「DON!」か、フジテレビの「笑っていいとも!」あたりを見ているわけで、いきおいこの時間帯のCMもよく見た。ひところはモバゲーやグリー、それに通販の健康食品がが多かったけれど、最近は大手のトイレタリーや化粧品が復活している。スポットを中心にTVCMの市況は回復しているのだろう。円高で石油価格なども落ち着いているので、一般消費財からの出稿が戻ってきているようだ。
見方を変えれば携帯ゲームなどの企業は、高値ではそうそうCMを打たないということだろう。かなり合理的なバイイングをしているのだと思う。
という、ややこしい話はおいておき、そうテレビ番組だ。散々くだらないとか見る価値がないとか言われているようで、というか自分でも思ってたけれど、やはりついつい見るとそれなりに見られるものだ。「笑っていいとも」とかマンネリの象徴のように言われるけれど、結構それでも「見られる」ものだ。
曜日によるけれど、とりあえず1時間ほど飽きないで見られる番組を作り続けているのは大変なことだと思う。
昼だけではなく、最近は(原因不明だが)夜の外食も面倒で家で食べたりすることが多い。どうなるかというと、テレビをつける。プライムタイムのコンテンツは確かに面白いものは少ないけれど木曜は「VS嵐」から「空から日本を見てみよう」という流れができてしまった。

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