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サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 日本公演

指揮:ユーリ・テミルカーノフ

2016年6月3日 19:00 サントリーホール 大ホール

ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番「レニングラード」ハ長調 Op. 60

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クラシックのコンサートは妻と行く時と、1人で行く時がある。そして、1人で行く時は開演前の男性トイレの列が長い。そういえば、バレンボイムのブルックナーの時もそうだった。あれは、バレンタインデーだったなぁ。

ショスタコーヴィチの7番のみ、というプログラム。このあたりも、やはり「男の世界」なのか。冒頭からフィナーレまで、緊張感の続くいい演奏会だった。

そして、ショスタコーヴィチほど「言葉の罠」に捉われやすい作曲家はいないんだな、ということも改めて思った。

テミルカーノフと、サンクトペテルスブルグの音は澄んでいる。冒頭からクッキリと引き締まった音がするが、決して鋭利ではない。もちろん、温くもない。ありのままの、音がする。 >> 澄んだ轟音と沈黙。テミルカーノフのショスタコーヴィチ。の続きを読む