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同じ環境にいるのに、不満が多い人と少ない人がいる。

そして、不満の多い人は、自分を不幸だと自覚するだろう。それを口に出せば、聞いている人は幸福になれない。

そして、人が知らず知らずのうちに離れていくので、不幸は増幅される。

当たり前のことのようだけれど、クリスマスが近づくと、毎年のようにそんなことを思う。

クリスマス、あるいは日本の年末年始は、ある意味で「きつい」季節でもある。めでたくない人にとっても、社会が「おめでたさ」を強要する。ある意味で「喪中」というのは、賢い発想かもしれないが、クリスマスにはそれがない。

しかし、そこには「仕掛け」のようなものがある。それは、自分の境遇に関わらず、クリスマスを迎えることに「感謝する」ということだ。唐突かもしれないが、この時期に礼拝に行けばすぐにわかる。

クリスマスは、キリストの生誕を祝い、神に感謝する。その気持ちにおいて、人と人の間に隔たりはない。助け合いなどは、ごく自然なこととなるわけだ。

ところが、日本のクリスマスは「よくわからないけど何かしなけりゃ」という日だ。「何がめでたい」と思う人にとってはたしかにきつい。 >> クリスマスを前に考える、「感謝と不満」の深い関係。の続きを読む