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41Vw-Q7c1wL気がついたら、夏至も過ぎている。

日本では、夏至だからといって何があるわけでもない。おおかた梅雨のことも多いので、その陽の長さを満喫しきれないことも多いだろう。

冬至はクリスマスも近く、それは意図的なものとも言われているし、日本でも柚子湯とかの習わしがある。

欧州だと、夏至はそれなりの節目のようだ。「真夏の夜の夢」は、シェイクスピアの脚本やメンデルスゾーンの音楽で有名だが、この「真夏」という訳語はもちろん議論の対象になった。

もっとややこしいことに、内容自体は五月祭を舞台にしているので話はちょっとこじれる。ただし、欧州ことに北部では夏を迎えた大騒ぎというイベントは伝統的なのだろう。短いが、ずっと明るい白夜の季節でもある。浮かれたくなるのも、よくわかる。

もっとも、今年の欧州のように「夢であってほしい」と思う年もあるのだろうけど。

スウェーデンの作曲家、アルベーンに「夏至の徹夜祭」(夏の徹夜祭り)という曲がある。スウェーデン狂詩曲の第1番なのだが、この作曲家はこの曲しかしらない。

というか、デュトワ=モントリオールの「ラプソディ!!!」というアルバムを聴いて、初めて知ったのだ。 >> 夏の夕暮れに最高の一枚。デュトワとモントリオールの「ラプソディ!」の続きを読む