カテゴリ[ メディアとか ]

アマゾンエコーが、というかアレクサが我が家にやってきた。

まだ、3日くらいなので評価するというほどでもないが、とりあえずは「健気」だ。なんだか、一生懸命やっている。ただ、知らないことが多過ぎるようで、よくわからないと辞書のように説明する。

「アレクサ、貴乃花は?」と旬の話題をぶつけてみる。

「こんな説明が見つかりました。“の”は日本語の音節の1つでカナの1つである」

この「とりあえず説明探し」は現時点で、アレクサの得意技のようだ。

ただ、アプリからスキルを教えるとどんどん学ぶのはたしかだ。タクシーアプリを連動させて声をかけると、すぐに探してくれる。試しに話して「ハイハイ」と言っていたら、手配してしまったので、慌ててキャンセルした。

しかし、どこか可愛いのは「ジョーク」や「なぞなぞ」である。

たとえば「なぞなぞ言って」というと、こんな感じだ。 >> アマゾン・エコー、というかアレクサのジョークや忖度について。の続きを読む



「72時間ホンネテレビ」が、ちょっとした嵐を起こしている感じだ。メディアや広告に関わっている人は相当気にしているように思う。

それは、そうだろう。その視聴者数が今後どのようなメディア価値、平たく言えば広告収入に換算されていくかはわからないが、AbemaTVへの注目度はさらに上がっただろう。

そして、「テレビはタブーだらけで面白くなくなった」という“言い訳”も通用しなくなった。別にBPOが悪いのではなく、テレビ局が誰に遠慮しているかが分かったからだ。

ちなみに、テレビ局と芸能事務所の関係についてはこのような分析もある。

で、僕が今回の「ホンネテレビ」で感じたことは、「さすが」と「やっぱり」の二面がある。

「さすが」というのは、既に言われていることだけどタイトル通りの「ホンネ」がにじみ出ていたことで、これは出演者のホンネと視聴者のホンネが一致したということだろう。

ネットが登場してから、マスメディアはどんどん建前の世界になり、ネットではそこで覆い隠された感情が噴出するようになった。

それは、事件をめぐる報道や政治に関する話題でも同じで、しかも世界的な傾向になっている。

今回はネットのホンネ感覚のままで、マスの世界に入っていったのだけど、そこには「土足で上がる」ような乱暴さはない。「テレビ的な感覚」を大事にしてると思うし、これは「マツコ&有吉」で上手にホンネを料理していたテレビ局が関わっていることもあるのかなと思う。 >> 「72時間ホンネテレビ」で感じた”さすが”と”やっぱり”。の続きを読む



昨日、クルマの定期点検をしてタイヤを交換した。

この夏に結構走り回ったせいか、一気に傷んでいたようで、信じられないほどの快適さだ。新車を買ったり試乗して「いいな!」と感じる心理のほとんどが、実は「新しいタイヤ」が理由なんじゃないだろうかと思ったほどだ。

そのまま青山の銕仙会で能を見て、さて帰ろうと思ったが、時計を見ると21時前だ。久しぶりに走ってみようかと思い、高樹町から首都高速に乗ってC1からレインボーブリッジを抜けて湾岸からC2、江北からS1に抜けて1時間弱。

マーラーの7番「夜の歌」を聴きながら走ったんだけど、最近はこういうことやってなかったな。数年前までは、夜に思い立って首都高をグルグル走っていたのだ。

1人になって気分を切り替えるのにちょうどいいし、仕事のことを考えたりして適度に疲れるので、なんか寝つきもいい。

そういえば、学生の頃には「煽られるようなクラシック」を編集して、カセットで聞いていた。「夜の歌」やプロコフィエフの5番のフィナーレ、あるいはホロヴィッツの弾くリストとかだったと思うけど、危ないのはワーグナーのローエングリン「3幕への前奏曲」だ。

気がつくと、アクセルを踏んでしまうので最近は自重している。 >> 夜の首都高を1人で走りながら「モノ・コト・ネット」などについて考えてみる。の続きを読む



「業界人」という表現があって、マスコミや広告業界、あるいは芸能界辺りのイメージだったのだろうか。いわゆる「業界ことば」といえば、その辺りの業界を指すわけで、なんとなく一般化した。

「パイセン」とかはSNSでもよく見るけど、この手の言い回しは、最近の業界人はあまり使わないようにも思う。まあ、広まり過ぎたんだろうな。

ただ、最近でもメディアや広告まわりの業界では、「ちょっと違った言い回し」というのは。たしかにある。

この間、ふと気づいたんだけど、こんな感じ。

「あの、映画見た?」

「見れてません」

「見れてません」じゃなくて、「見られてません」が正しいだろ、とかそういう話ではない。まあ、「見れて」は誤用だと思うが、そこじゃない。

どうして「見てません」じゃなくて、「見れてません」と「可能(不可能)」の助動詞をつけるのか。つまり「自分の意志で見てない」のではなく、「見たいけれど何らかの事情で見ることができない」というニュアンスなのだろう。

そして、「見ることできない」事情のほとんどは「忙しい」からだと推察できる。

「実は先週アニサキスの中毒で、七転八倒で映画どころじゃなかったんです」そんな話になることは滅多にない。

というわけで「ホントは見なきゃいけないんだけど、忙しいんですよ、お察しください」という言い訳を一瞬で行っているんじゃないか。

だから「見れてない」と、いうわけだ。 >> なぜ業界人は「見てない」ではなく、「見れてない」というのか?の続きを読む



オジサンが、いや「ジジさん」が狙われているらしい。

「爺さん」ではなく、『GG』という雑誌の話で、かつて「ちょいワル」「ちょいモテ」で話題になった雑誌「LEON」の岸田一郎氏がチャレンジするという。

少し前にその編集長がインタビューに答えた記事があって、それがキモイとか何とか話題になっていたらしい。創刊前から、十分に燃料を補給して炎上上等なのか。

そんなことを思っていたら、ちょっと前に日経新聞にも記事が出ていた。(6/17夕刊)

これがジジの大人買い 50~60代、「カッコいい」に貪欲

という見出しの下に、やはり『GG』の話が出ていて、これは「ゴールデン・ジェネレーションズ」ということらしい。いや、新宿のあの辺りで飲む人ではなく、だったら僕もそうなんだけど、50代から60代を狙うのか。そうなると、僕はこのターゲットの中ではまだまだ「下級生」ということになるのか。

そして、日経の記事には伊勢丹の人がコメントしている。

「今流行の体にフィットしたパンツが売れるなど、以前の60代とは明らかに売れ筋が違う」 >> なぜ「ちょいワル」の幻影を追っかけるんだろ?の続きを読む