ネットのニュースの見出しに「国会役立ってない若者3割」という見出しがあった。
日本財団が継続的におこなっている「18歳意識調査」(17~19歳が対象)で、そんな結果が出たそうな。
「国会は国民生活の向上に役立っていない」との回答が30.0%に対して、「役立っている」の20.9%。「分からない」は49.1%で、記事によると「日本財団は『若年層の国政への関心の低さを表している』としている。」とあるけど、まあこの質問自体がちょっと乱暴というか、立法府が役に立ってなければ、すべての法や政策はそもそも意味がなくなってしまう。まあ、直感的な役立ち度への評価という感じなのか。
ただ、元の調査を報告しているこちらのウェブサイトで詳細を読むと、これが結構面白い。
なんか、的確なのだ。というか、「関心が低い」じゃなくて、「これじゃ関心持たれないよな」という理由が明らかになっていて、まあ若者じゃなくても感じていることなんじゃないか。
「要約版」の9ページに国会が「有意義な場になっていると思わない理由」というのがある。上位から順に「議論が噛み合っていない」「政策以外のやり取りが多すぎる」「同じ質問が繰り返される」と続くわけで、「ごもっとも」としか言いようがない。
自由回答を見ていくとわかるんだけれど、特に野党には結構厳しい。
つまり、行政府というのは首相を始めとして、毎日注目されて批判もされる。一方で、立法府というのは野党の見せ場、というか「国会でしか見ることがない」と感じられるわけだから、評価対象になるのだろう。 >> 「国会が役に立ってない」という18歳意識調査が結構鋭い。の続きを読む