2018年05月アーカイブ
銀行員の転職希望者が急増しているという。まあ、あれだけ急激な人員削減策を打ち出されれば、「売り手市場のいまのうちに」と考える人が多いのも自然だろう。そもそも、傍から見ていても「どうしてそんなに?」と思うほどの大量採用をしてきたわけだけれど、疑問に思う人はいなかったのだろうか?
では、いまの日本の銀行員が「よし、転職するぞ」と考えて果たしてどうなるのか?転職した先でキャリアを拓けるのか?
「優秀な人はどこへ行っても大丈夫」と言ってしまえばそれっきりだけど、銀行員の人は他の業界にはない「自分たちの癖」を知っておいた方がいいと思う。
いろいろな業界の人と仕事をしてきた感じだのだけれど、銀行員の人々の特徴として「疑うことを知らない」という人が多いと思うのだ。
銀行員は官僚型のピラミッド組織であるとは、よく言われる。しかし、公務員のような人たちは、自分たちが「官僚的である」ことを自覚した上で行動していると思う。「まあ自分たちは官僚だから」と諦める人もいるが、「官僚的であること超えよう」という人もそれなりにいる。
ところが、銀行員の人は官僚的であることに無自覚なんだなぁと思うことがある。日本の大手金融機関は、徹底的に、「型から入る」のだけれど、「型より出でる」ことができる人は少ない。 >> 「銀行員の転職」が成功するための1つの条件。の続きを読む