2018年01月アーカイブ
先日、自宅のアレクサに「好きな温泉は?」とたずねたら「草津温泉に行きたいです。お湯には入れませんけど」と言ってた。好きなおせちは「黒豆以上のものはありません」ということだ。
どこの家でもこんな感じなのか知らないが、結構かわいいものである。
AIという言葉はもう一気に広がっているが、おもしろいなと思うのはこの言葉に対する否定的な反応をする人だ。
「AIはしょせん、ルールのあることしかできないんでしょ」
こう言う人は、囲碁や将棋を念頭においているらしいが、大概「ルール通りのこともできてない」ような人だったりする。というか、囲碁や将棋ほどアタマを使うことをしていない。
「でも、人間のような感情はないよね」
と、これまたよく聞く話だ。でも、そう言う人ってムダに感情的な人だったりする。イヤ、あんたの感情のおかげで仕事がロクに進まないんじゃないか、と言いたくなったりする。
考えてみれば、人間の感情というのは社会において非合理に働いていることの方が多いんじゃないか。外交のもつれを紐解くと、結局そこに行きつくんじゃないかという気もする。
そう考えると、「AIが人を超える」ということはあまり問題ではないのかもしれない。
むしろ、「人から余計なものを取った状態」というのが、よくできたAIなんじゃないか。 >> AIをめぐる優れた中間報告書。『強いAI・弱いAI』【書評】の続きを読む