2017年11月アーカイブ

今日は宝塚宙組のトップスター、朝夏まなとの最後の舞台だ。

妻は友人と、映画館に行っている。ここ最近宝塚の公演最終日は東宝系の映画館でライブビューイングをしているのだ。いったい誰が考え付いたのか、阪急グループおそるべし。

今回のようにトップのラストデイともなれば、チケットもそれなりの稀少性があるようで、そりゃ、満席になる映画もそうそうないんだから興行的にも十分ありなんだろう。

最後の舞台は「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」と言うタイトルで、上田久美子が作・演出だ。僕は、10月19日の公演を見たが、歴史のダイナミズムと独特の切なさが絡み合ういい舞台だった。

宝塚は、さほど頻繁に観るわけでもないのだけれど、上田久美子さんの作品はとても楽しみにしている。

2014年の「翼ある人々」に驚き、翌年の「星逢一夜」に心打たれた。年初の「金色の砂漠」にはやや既視感があったのだが、彼女の書いた舞台については観るたびにブログに感想を書いている。

で、今回も、書こうと思いつつ忙しかったために気づいたら千秋楽になってしまった。

上田久美子さんは、歴史とりわけ西洋史については深い理解があり、芸術についても優れた視点を持っていると思っている。 >> 熱くて冷ややかなロシア。上田久美子の「神々の土地」~宝塚宙組の続きを読む