渋谷がダメになっているという話は、なんとなくあちらこちらで聞く。
ちょうど先日、渋谷がいつの間にか「池袋化」している理由という文があった。「情報が消費される街」を「池袋化」というセンスについては、まあ人それぞれだと思うけど、書かれている分析はまあそうかなとは思う。
文化発信拠点の消滅、アパレルの衰退、鉄道延伸と並べてみると、結局はハードの変化に左右されてたのか?という気もする。
渋谷には、週に一度大学の非常勤講師の仕事で足を運ぶ。宮益坂の上だが、若い人はこの坂を上るのが苦手なのか、落ち着いた雰囲気だ。ちなみに、ここでいう「若い人」は中学生から20歳くらいまで、つまり「10代」である。
大学3年生以上は「センター街は勘弁してほしい」という。つまり、「なんとなくにぎやかな街」を求めて渋谷には行ったのだが、あの中心部の雰囲気はもう卒業したいという感じだろう。
20代半ばくらいの社会人と話すと、「渋谷はおいしい店がない」という。30代以降になると、神泉から松濤の方に行く人もいるが渋谷を遠巻きにしている感じだ。
そして、サッカーやハロウィンの「グチャグチャ」を見て、「何だかなあ」と嘆いている人はたしかに多い。
ただ、最近気づいたんだけど、実は「渋谷がダメになった」わけじゃなく、またそれは若い人のせいでもないんじゃないかと思う。 >> 渋谷は「ダメになった」わけでもないし、若い人のせいでもないと思うわけ。の続きを読む