2017年08月アーカイブ

先月、「ブランド」についての、レクチャーを久しぶりに行う機会があった。まあ「ブランディングとコミュニケーションの仕組み」というような話だ。

あらためていろいろと調べてまとめてみると、インターネットの影響は当然でかいのだが、何がどう影響しているのか?ということについては散発的な議論になっているように思う。

そして、今回改めて思ったのは、「記憶」の話がちょっと難しくなってるな、ということだった。

ブランディングは、ブランドを「強く」することが目的だ。で、この「強さ」の正体は人々の「記憶」とされていた。ブランドに対する記憶を良好な状態にメインテナンスすることで、購買時に優位に立てますよ。

そういう理論の下で、「コミュニケーション戦略を考えましょう」という話になった。それは1998年頃だから、ウワっもう20年前か。そして、その頃の「コミュニケーション」の多くはマスメディアを使ったもので、形態としては殆どが広告だった。

というわけで、広告会社は続々とブランディングを唱え始める。まあぶっちゃけて言うと「そのためには広告ですよ」という“落としどころ”を狙ったわけだ。 >> 強いブランドに「良い記憶」は必須なのか?の続きを読む