若い人は、いろんなことを知らない。まあ、それはある意味当然なわけで、歳を重ねれば知識が増えるのが道理のはずだ。だから、「知らないこと」自体に驚いたり、まして批判したりしてもしょうがないとは思っている。
ところが、最近は学生や20代の若い人と話すと、「エ?」と思うことが増えた。
日本がアメリカと戦ったことを知らないとか、ウナギイヌを見たことない、とかそういうんじゃない。
普通のブランド名を知らないのだ。
「知っている自動車メーカー」というと、まずトヨタが挙がる。「高級なクルマ」というと、「ベンツやBMW」というのも知っている。ところが、他のメーカーになると怪しい。
「スバルってマツダが作ってるんですか?」というような話になっても、別に普通で驚かなくなった。
「自宅にあるウィンドウズPCはどのメーカーか?」
これも、結構怪しい。親が持っていたりするのを使うこともあって、それは「ウィンドウズ」なのだ。最近だと日本メーカーとは限らない。そして、富士通やNECなどの企業イメージもほとんど薄い。「mac bookとそれ以外」という感じだ。
なぜか?と考えてみると、そもそも「ブランド認知」の機会が減っている。それは、テレビを見ていないことが大きいと思う。この辺りは横山隆治さんの『新世代デジタルマーケティング』に詳しいが、彼らに「知ってもらう」のは本当に大変だ。 >> 「スバルってマツダが作ってるんですか?」と学生が言っちゃう理由。の続きを読む