2016年12月アーカイブ

815u1fpjtflもう今年もわずかになったので、何か回顧系の話にしようかと思い、読んだ本を振り返ってみようかと思う。感想を書いた本も含めて、ザックリと見ていこう。まずは、歴史関連から。

ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』以来、世界史をザックリと振り返る本がいろいろと出ている。僕も今年の3月にそうしたジャンルばかりを3回にわたって取り上げた。リンク先は.

この流れにつらなるのが「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ/河出書房新社)だろうか。帯に、ダイヤモンドの推薦コメントがある辺りが、「ああ、この流れだな」と感じさせてくれる。

人類学的な視点で「認知革命」「農業革命」を経て「科学革命」へという道のりを振り返りつつ、貨幣という“究極の虚構”に焦点を当てていく。

著者はイスラエルの研究者だが、欧米の歴史研究は「なぜ歴史は動いたのか」という根本に迫っている、この辺り日本とは、もう研究の土台からして別物なんだろう。

ただし、さすがに既視感もあるし、少なくてもダイヤモンドなどの先行研究を読んでおいた方がいいだろう。 >> 【2016読んだ本から】①なんとなく歴史系の続きを読む