最近自宅近くにはどんどん新しい飲食店ができるので、1人で偵察メシに行ってもいいんだけど、なにか舞台がないかなと探した。
コンサートから演劇辺りを検索して、キャラメルボックスの「ゴールデンスランバー」も気になったけど、東京芸術劇場のコンサート・オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」のチケットがあって、しかも1FのLBブロックという、個人的にはベストなエリアが空いている。
最近、直前検索をすると、使い勝手や残席の場所はぴあよりもイープラスの方がいいことが多いんだけど、いずれにせよ便利だ。12月は、直前の検索と予約でこれを含めて3回行くことになる。
そして、この公演だけど、歌手6人のうち、2人が体調不良で変更ということだったが、仕上がりはとてもよかったと思う。
ハンマークラヴィーアと指揮のノットは全体の見通しもいいし、要所の締め方も見事。東京交響楽団の反応もよくて、木管の音程が怪しいところもあったけど響きが充実しているから、まあいいか。
「コジ・ファン・トゥッテ」は、まあ話のリアリティは妙だし、結末もスッキリしないかもしれないけど、これは「劇中劇」みたいなもので、「男が女を騙す」話は「夢の中のこと」のような「入れ子造り」になっているようにも思う。
まあ、おとぎ話として音楽を楽しむのがいいわけで、今世紀に入って評価されたというのも、聴き手に余裕ができたからなんだろう。 >> 「思い立ってふらり」が高レベルだから東京はすごい。ノット=東響「コジ・ファン・トゥッテ」の続きを読む