2016年11月アーカイブ

71m1zmezrl昨日は「文化の日」だった。国民の祝日の由来というのは、法で決まっている。昭和23年、つまり戦後3年ほど経ったときに定めていて、趣旨も書かれている。わかっているようだけど、意外なこともあって春分と秋分は両方とも彼岸だが、法的には主旨が異なるようだ。

内閣府のサイトによると、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」だからまあ彼岸なんだけど、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」らしい。う~む、そうだったのか。

そして、文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」というわけで、相当に抽象的だ。

僕は、「憲法公布の日」だと思っていて、「半年で施行できるものなのか」と感じた記憶がある。昨日のメディアも憲法がらみの調査などを載せていた。

一方で、この日は明治天皇の誕生日でもある。明治においては天長節(天皇誕生日)で、のちには明治節だった。

憲法施行の日程を決めるのに、明治節を意識したのだろうか?ネットで調べる限りで、ある程度手掛かりになるのはウィキペディアの記述だ。

「文化の日は(明治節に関わる)上記の経緯と関係なく定められたということになっているが、当時の国会答弁や憲法制定スケジュールの変遷をみると、明治節に憲法公布の日をあわせたとも考えられる」と書かれていて、根拠として昭和23年の国会の議事録がリンクされている。 >> 文化の日と明治と憲法と。の続きを読む



watchあまり高い時計には興味がない。ずっと使っていたのは、大学入学祝いとして祖父に買ってもらったセイコーのクオーツだ。バンドだけを替えて、ずっと使っていた。

薄くて、ちょっと縦長のプロポーションだ。いまは、こういう形のものはあまり見ない。

その頃から、同じようなモノを選びたがらなかった性格で、とにかく「丸くない」デザインのものが欲しかった。

そして、会社を辞めてからも使っていたのだが、ある日気づかない間に電池が切れていた。朝の10時に出るつもりが、まだ9時半なので「なんかおかしいな」と思ったら、10時を過ぎようとしていた。気づいたタイミングが良かったので事なきを得たが、1人で仕事をするとなると、誰も「遅れるぞ」とか言ってくれない。

それ以降、ソーラー&電波しか使わないことにしてる。セイコーは時折使おうと思っていたのだが、しまったままなのでそのたびに電池を交換するような感じになってしまった。ただ、何度もオーバーホールをしていて、状態はいいようだ。

とりわけ出張や旅の時になると、電波の正確さとソーラーの安心感は大きい。

そんなわけで時計売り場にもあまり足を向けないのだが、最近人につきあってふらりと行く機会があった。 >> いい時計を手に入れるなら若いうちがいいと思う。の続きを読む



11月になった。

振り返るにはちょっと早いかもしれないが、今年の事件や騒動などのニュースは夏までに集中していた感じがする。

気になる出来事があると、エクセルの表に書き込んでいる。それを見ていくと、いろいろな流れが何となく見えるのだ。いま見直すと7月まではミッシリしている。

年明けは、サウジとイランの断交というニュースが飛び込み、ベッキーにSMAP騒動、そして軽井沢のバス事故で、まだ新年から15日だ。この後も、甘利大臣に清原、そして乙武にショーンKとスキャンダルは続く。そして、一段落したかと思った4月に熊本の地震。

ビジネスでは東芝、シャープに三菱自動車の問題が噴出して、日産傘下になったのが5月。6月には英国のEU離脱があり、7月はダッカやニースでテロがあり相模原の施設で殺人事件と続いたが、その間に天皇陛下の退位意向のニュースもあった。

そして、いま見直すとその翌日が都知事選だ。

8月以降ももちろんいろいろなニュースがあるのだけれど、前半のドタバタに比べればおとなしい。その代わりに、延々と続いているのが東京都の「小池劇場」ということになる。 >> 平日昼間のテレビが作る「世論」。の続きを読む