2016年10月アーカイブ

index既に評価の高い本だと思うけれど、なぜ思い出したかというとUSJがハロウィン企画でおこなった「ジャパニーズ・ホラーナイト」が騒ぎになっていることを知ったからだ。

たくさんの日本人形を集めて恐怖を煽ることに「日本人形協会」が抗議したということで、ニュースになった。

ただこの騒動は、USJ vs. 人形業界という単純な感じでもない。そもそも展示に使われた人形は和歌山の淡嶋神社から貸し出されたものなのだ。だから人形協会の抗議書も、USJとこの神社に送られている。

淡嶋神社は、人形供養で有名なところで、拝殿には人形がこれでもかというほど並べられているし、「心霊スポット」としても有名なところだという。で、この神社だけどウェブサイトを見るとこんなQ&Aまである。

「髪の毛が伸びる人形があるとテレビ等で見ましたが、本当にあるのですか?  又、なぜ伸びるのですか?」という問いなんだけど、「本当にあります。人形は見てもらったり遊んでもらったりするために、生まれてきたものです。そのため、人に注目を集める為に何らかの奇怪的な事をおこすことがあります」ということらしい。

いやあ、USJ以上にしたたかなのは、実はこの神社なのではないだろうか。 >> 「確率思考の戦略論」とUSJの呪い人形。の続きを読む