糠漬けを入れているホーローパックのパッキンが古びてきたので、注文した。
ネットで消耗品のナンバーを調べて、それを最寄りの店舗に電話で発注する。そして、入荷後に取りにいくという段取りだ。
簡単なやり取りがあって、「入荷は10月1日になります」という。はい、わかりましたでおしまいかと思ったらこう言われた。
「お電話は大丈夫ですか?」
思わず聞き返ししてしまった。僕の電話が異常なのか。いや、きっと電話を掛けるかどうかだと思うんだけど、「大丈夫ですか?」と言われてもわからない。
「おでんを食べませんか?」ではないと思うし。
で、彼の意図は「入荷のお知らせは電話しなくてもいいでしょうか?」という意味だったらしい。10月1日以降であれば開店後はいつでもありますよ、と。
「大丈夫」という言葉は、「丈夫」に「大」がついている。元の意味は「立派な男子」で、まあ、それが派生して「任せておける」みたいな意味になって、「無事」のようなニュアンスでも使う。
ただ、もう10年以上前から「OK」みたいな意味でも使う人が増えてきた。ただ、これも相当変だ。
飲食店などで「お皿、大丈夫ですか?」と言われたら、下膳してもいいか?ということで「皿が割れてませんか?」ではない。ただ、「お酒、大丈夫ですか?」となると「もう少し飲みますか?」という意味だと思う。
別に、「酔ってませんか?」という意味ではないんだけど、もう相当に適当だ。 >> 「大丈夫」という言葉が、とても大丈夫とはいえない件について。の続きを読む