2016年07月アーカイブ

日経ビジネスオンライで連載を始めた「ここで一息 ミドル世代のキャリアのY字路」が4か月になった。隔週金曜日で今日も更新なのだが、慣れるまでは毎週書いているような気がする。というか、今でも慣れきってはいないのだけど。

締め切りが前週の木曜日で、そこから校正のやり取りをする。そして、掲載されてホッとすると、次まで1週間もない。毎週連載している方などは、ほぼ毎日何かを書いている感覚なのだろう。

連載自体は「ミドル世代」に焦点を絞っている。若い頃のキャリアは、比較的直線的だ。まずは、与えられた仕事で一流になることに夢中になるだろう。もちろん会社を辞めたりすればそれは相当のY字路経験ではあるけれど、基本は成長基調にある。

ところがミドルの場合は、いろいろだ。明らかにラインを外れるようなこともある。ところが、そのように見えながら、実は会社はもっと深いことを考えていることもあり一筋縄ではいかない。

成長期と異なり、出向からの「返り咲き」も当たり前で、むしろ多様なキャリアパスの中から次代のリーダーを選抜していこうとする動きも強い。ところが、勝手に早合点して自分の未来を決めつけてしまうケースもある。

一方で、独り相撲で迷路に入ることも多い。自分の仕事の意味や会社からのミッションについて、妙に考えすぎてしまう。その結果、いろいろ悩んで心の健康に障る人もそれなりにいる。 >> ミドルの悩みは「多すぎる情報」が原因だと思う。の続きを読む