2016年07月アーカイブ
4月から日経ビジネスオンライで「ミドル世代のキャリアのY字路」という連載をしている。隔週金曜日で、1週間前の記事が最新だ。
その時のタイトルは、『ミドルに広がる「タモリになりたい症候群」の罠』だった。
タモリ的な生き方に憧れている人は結構多いと思う。とはいっても、毎日昼に1時間の仕事を何十年もやりたいわけではない。むしろ、あの番組が終わってから、あるいはそれ以前からの知的でシニカルな目線を持ちつつも、自由に生きていたいというイメージだろうか。
ずっと続けている「タモリ倶楽部」もそうだが、最近だと「ブラタモリ」だろう。40代半ばを過ぎて、ビジネス生活の先が見えてくると「我先に」とばかり、店仕舞いの支度をする。
結構有能な人に限って、逃げ足も速いから会社としてはこの辺りの匙加減も難しい。
この話をすると、結構30代の男性も「実は……」と言い始める。実は「タモリになりたい」というのは、ミドルだけに限らないらしい。
大学生にはそうそういないかもしれないが、卒業して10年ほど経って、先達の生きざまを見ていれば、ある意味必然的なのかもしれないが。 >> 男の将来の夢は「散歩する日々」なのか?の続きを読む