僕が、ずっと渋滞知らずの理由。
(2016年5月27日)

カテゴリ:キャリアのことも
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結構クルマで遊びに行くのは好きで、年10,000kmとはいかないけれど、9,000kmは走る。ただ、ひどい渋滞に嵌ったことはない。あったとしても、事故渋滞くらいだ。あとは、予想が外れた数年前の9月の5連休くらいだろうか。

つまり、いつもピークを避けて休みをとっている。いまは会社員ではないので、休みは自分で調整しやすい。ただ、会社員の頃からそんな感じだった。

海外に行く時も同じで、6月中とか10月とか、3月など。ゴールデンウィークの翌々週に休んだこともある。

だから、最安値かその次くらいの価格設定の時に休んでいた。

そういえば、会社では、6月くらいになると夏休みのスケジュールを記入するカレンダーが貼られていたが、真っ先に休みたいところにとっとと線を引いてた。もちろん、ピークは外す。

相当図々しいと思うのだが、これは自分の性格なんだろう。

つまり、いわゆる「同調圧力」に対しては、相当に無頓着なんだと思う。

周りと同じ行動をとってしまう「同調行動」は心理学のテーマだ。最近は同調圧力という表現で、いわば「空気読め」的な話で使われる。

たしかに、企業社会は同調圧力の塊だ。休みなどもそうだろうけど、ランチの時だってみんなと同じものを頼むような職場もある。

先日もランチの時に近くのテーブルで見たけれど、もっとも年配の人が頼んだらオレもオレもで、見事に一緒だった。ランチ一つで何が分かるか、という気もするが、いろんな会社を見てきた経験から言うと、相当わかる。

組織がうまくいっていれば、同調の波に乗っていても大して不都合はない。ただし、一度逆回転を始めると、どうしようもなくなる。まるでハーメルンの笛吹とか、ガダラの豚を思い起こすように総倒れだ。

同調圧力に強くなるには?というのは結構難しいかもしれない。たいがい、どこか無頓着な人の方がいいようなので、パーソナリティの問題かもしれない。

ただ、狭い世界に生きている人ほど、「みんなと一緒」であることにこだわってしまうように思う。組織の常識なんて、なんの指針にもならないんだけどね。

といいうわけで日経ビジネスオンライン「キャリアのY字路」第4回は、社内の同調圧力に関するお話。『「みんなやってるし」を断れますか?』です。ぜひうぞ。