2016年03月アーカイブ

出生転出入近所のスポーツクラブに新規会員受付窓口の待ち時間が「40分」になっていた。少し前は「20分」だったが、もうすぐ「60分」という掲示になるだろう。3月から4月は、そうした節目の季節だ。

日本の春は、出会いと別れの季節でもある。というのは昔からの常套句だが、それもエリアによって大きく変わっている。東京などにいれば、出会いも別れもたしかにあるけれども、多くの地方では「出会い<別れ」だ。都道府県ごとの転出入の数字を見ればすぐにわかる。

で、いろいろ数字を見ているうちに「転入超過数×出生者数」で都道府県を分析すると、そのエリアの「勢いの絶対値」が見られるんじゃないかと思ってこんな図を作ってみた。出典は総務省統計局の「日本の統計2016」だ。データは2014年で、昨年の数字も出ているのだが、加工の関係で一昨年のものだ。まあ、傾向値としては十分だと思う※

日本の人口が全体として減少しており、地方に行くほどそれが顕著であることはよく言われている。その原因は少子高齢化で死亡者数が増加していることが大きな原因だ。

ただし、今後を占う意味では出生者数と転入超過数に着目してみたらどうか?と考えたのだ。 >> 「出生者数×転入超過数」で見ても、東京は特異だった。の続きを読む