2016年03月アーカイブ

ik1瞬間的に湯がグツグツと沸き立ったかと思ったら、何か妙なものが入っていたのかヤカンごと爆発してしまった。「育休議員」をめぐる騒動はまさにそんな感じだ、残ったのは「やっぱ、ああいうヤカンってどうよ」という印象。つまり、育休を求める男性にとってはロクなことにはなってない。

じゃあ、実際世論的にはどうなんだろうか。と思って調べたら賛否について結構前から調べているデータがあった。博報堂生活総研の「生活定点」だ。「男性でも、育児休暇を取るべきだと思う」という項目に対して、肯定的に応えた人の割合である。

隔年で偶数年にレポートが出るので、この最新データは2014年だ。

ザックリいうと、女性はどの年代も40%を超えていて、一番高いのは50代の47.1%という数字だ。

一方で、男性は全体に低く年齢が上がるにつれて、さらに低くなる。そして、20代30代でも40%をわずかに下回っている。

女性の50代が高いのは、本人たちが雇用機会均等法以前か、施行直後の世代であり「頑張りたくでも、頑張れなかった」ということもあるだろう。また、仮に娘がいればちょうど働き始めたり、結婚を検討している人もいるだろう。いずれにせよ、女性は世代を超えた「応援体制」ができている。

それに比べて、男性の50代以上はいわゆる「岩盤」状態だろう。男性の育児休暇の壁のありかは浮かび上がってくる。 >> 「男性育休賛成」がジワジワ低下している年代は?の続きを読む