怒涛のような1月だった。相当ニュースが詰め込まれていて、その上、世界と日本のギャップがすごい。
年明け3日に飛び込んで来たのは、サウジアラビアとイランの断交。なんで?と思う間もなく4日は中国株式市場でサーキットブレーカーが発動。6日には北朝鮮の核実験。「自称水爆」といわれているが真相はわからないまま、28日の破壊措置命令となる。そして7日は再度サーキットブレーカーが発動して、中国はこの制度自体を止めてしまった。
これで、まだ2016年は1週間。
その後も株式市場は世界的に乱高下が続いて、29日の日銀会合で「マイナス金利」が導入された。
さらに16日は台湾の総統選挙で民進党の蔡英文が当選し、イスタンブールやジャカルタでも爆破テロがあって国際政治・経済だけでも相当お腹いっぱいだったのに、メディア上の話題では国内のスキャンダルがそれ以上にすごかった。
というか、今さら陳腐だけれど「平和な日本」を実感したとでも言うのかな。
7日の週刊文春でベッキーの不倫、翌週13日のスポーツ紙でSMAPの解散報道で、18日に「会見」中継。文春発のスキャンダルはなおも続いて、甘利大臣は28日に辞職。ただ内閣支持率はむしろ回復傾向で、民主党は「自虐ポスター」で話題に。
事件としては、15日には碓井バイパスでバスの事故があったが、いまだ原因は不明のままだ。また、24日は沖縄の宜野湾市長選挙で、国政与党系の候補が当選。選挙のニュースは、しばらくすると地元以外では報じられなくなるが、影響はじわじわ来るだろう。
スポーツでは大相撲で琴奨菊が優勝したことと、サッカーU23代表のアジア大会優勝だろうか。どちらも「日本」を意識させる報道だった。
ビジネス関連では、トヨタがダイハツを子会社化する一方で、スズキとも提携。また新日鉄住金が日新製鋼を買収子会社化するなど、ますます集中が進む感じだ。
最近気になっているのは、トヨタが愛知製鋼の事故で生産停止になったこと。国内すべてのラインを1週間止めるほど代替性がなかったのはやや意外だった。また三菱重工の長崎造船所でも火災が今年3度目の火災が起きるなど、製造現場がどうなってるのか?ということが気がかりだ。
もっとも、長崎造船所は放火の可能性もあるという。それで思い出したのが志賀高原のサニー志賀で170人分の盗難が起きたこと。なんか「雪の密室」ということでB級ミステリーのにおい満載で、しかもこのホテルは昨夏も盗難があった。いまは捜査中のようだが私的には結構気になっている。
2月だけれど、まずは「ジカ熱」感染がいろいろと影響しそうだ。WHOの緊急事態宣言で今日のトップ扱いだったが、欧米のメディアでは昨週くらいから結構騒ぎになっている。五輪開催国のブラジルでも感染が広がっているのが気がかり。
また今日の午後に大勢がわかる米国大統領選挙のアイオア集党員集会だが、これを皮切りにいよいよ指名獲得競争が本格化する。国内では春節の中国人観光客の動向なども気にかかるだろう。
あとはシャープと東芝の問題の着地もそろそろだろうか。あ、そういえばクックパッドはどうなるんだろう。よろしければどうぞ。
また、13日には新東名高速の浜松いなさJCT –豊田東JCT間が開通する。鉄道に比べるとニュースとしては地味だけどインパクトは結構大きいと思う。
なお、いま書いた出来事などに関連した1月のブログの関連エントリは次のとおり。