2016年02月アーカイブ
(2016年2月25日)

カテゴリ:広告など

テレビCMが若年層特に十代に対して相当届いていない。このことは横山隆治氏の「新世代デジタルマーケティング」でも言及されていたし、こちらのブログにも書かれていた。

さて、そうなって来ると結構想像もしていなかったことが起きるかもしれない。

それは、有名だと思われていたブランドでも、そもそも「知られてない」という事態だ。

そもそも、「ブランドを知る」というプロセスってどうだったのだろう。子どもの頃から振り返ってほしい。

多くの人は「店で見た」というかもしれない。でも、本当にそうだろうか?飲料や菓子などは、そういうことも多いだろう。では、エレクトロニクスはどうだろう?電器店まで行くようになるのは、それなりの年齢になってからではないか。クルマはどうか?親と一緒にディーラーに行くことはそんなにはないだろうから、「家にある」か「街を走る」クルマを見て認知したのだろうか。

というように考えていくと、想像以上にTVCMによって認知が促進されていたのではないか?という可能性に思い至る。こればかりは検証しようもないので「自分は違う」と言われればそれまでだ。ただし、今のようにテレビ接触が減っていくと、「そもそもブランド知りません」とか、知っていてもイメージは追いつかないということになるかもしれない。

というのも、認知を得るための売り場自体が変わっていく。中高生がコンビニに行っても、ナショナルブランドに接する機会は減っている。ドラッグストアでもそうだ。特に十代向けの商品は乱立状態になっている。

そしてTVを見ないとなると、森永や日清や花王やP&Gという「誰もが知っているブランド」という前提は結構怪しくなるかもしれない。 >> 携帯各社のCMを真似てはいけない。の続きを読む