2016年02月アーカイブ

この時期に舞台を観に行くと、カシャカシャという耳障りな音が聞こえることが多い。のど飴などの舐めようとすることが多いようだけど、これが結構気になる。僕が行くのはクラシックや落語、あるいは能などが多く、つまり静寂が大切なので、どうしても耳障りだ。

咳を気にするのかもしれないが、まだそっちの方がいいようにさえ思う。

ことに能の会が結構ひどいことがあって、カシャカシャ音どころか、ずっとバッグの中をひっくり返してたり、喋る人もいる。

何でかな?と思ったのだけど、そういう人はおしなべて高齢者だ。既にリタイアしているような年齢の人で、若い人でマナーが悪いと思ったことはない。段々わかってきたのだけれど、こうした観劇などの経験がない人が、歳をとってから来るようになったのだろう。

若い人だとそういう時のマナーを気にしたりするけれど、年配の人は無頓着になる。

改めてマナーを知ろうなんて思わないのではないだろうか。

単純に言うと、高齢者比率が高いほど変な人が出てきてしまう。新たな場所に行っても、そこのルールを学ぼうとしない。そう考えていてハッとした。

こういう人って、ビジネスの世界でもいるよな。どこに行っても「オレの流儀」「私のやり方」で通してしまう。既に環境が変わっていることに気づかない。成功体験から抜け出さないので、同じようなやり方を続けているけど、周囲からは敬遠されている。
これって、中高年だけではなく40代、あるいは30代の人でも陥る話ではないだろうか。 >> 年寄りのマナーが悪い理由を考えてみたら。の続きを読む