2016年02月アーカイブ
「事実上のミサイル」が発射された。
ではミサイルとロケットの違いって何なんだ?という話を今回はネット上でも結構見た。諸外国がどう言ってるのかを含めて、こちらの記事に書いてあるが、そもそも国連がミサイルと言い切っているようだ。
英語圏のメディアを少し調べたが、ニューヨークタイムズは「大陸間弾道弾開発プログラムの一部と西側専門家が信じているロケット」という言い回しで、CNNは’missile’と引用符付きで報じている。この辺りが「事実上」のニュアンスに近いのかもしれない。
しかし、考えてみると「事実上」という日本語も妙だ。調べてみると「法律上」の対義語ともあるが、この場合は違う。
どちらかというと「ご承知の通り」という感じだろうか。
ただ、事実というのは「表」の話だ。だからこそ、真実や真相というのが「裏」となっている。しかし、今回は表がロケットで、裏がミサイルという感じだ。
つまり、どこかで裏と表が逆転したというか、最初から裏も表も透けてしまっているわけなんだろう。
考えてみると、今年に入ってからのニュースってこんな感じだ。
「人気タレントの不倫発覚スクープ、事実上の近親者による暴露がおこなわれました」
だとすれば、もちろんあれだって。
「人気男性アイドルグループの謝罪会見、事実上の脱退阻止の経緯説明がおこなわれました」 >> 「事実上」って、何なんだろう?の続きを読む