2016年01月アーカイブ

身延からバスに乗って、1mn5 (2)時間半。奈良田温泉の宿は一軒だけである白根館。トイレと洗面は共用だが、最近はこういう宿に泊まることが多い。学生時代の合宿などはそんなものだったけれど、気がつくとトイレ洗面付の部屋が当然になってきた。

ただ、実際に泊まると大して不便ではない。食事は広間だが、こういう宿も多い。団体の宴会も減少したこともあるのだろうが、旅館としては部屋食よりも人手がかからないし、客としてもできたての料理をいただける。一方で、部屋食の旅館は小さい子どものいる家族などにはいいだろうし、そうした棲み分けも進むのだろう。

一泊二食でこのような価格というのは考えてみれば、相当ありがたい。というか温泉もついて100ドルでこれだけ楽しめるというのは先進国ではなかなかないだろう。海外の旅行者が日本の物価、とりわけ外食に割安感を感じるというのはよくわかる。

こうした小さな宿を予約するときに僕は電話で予約する。というかネットの予約サイトは使わない。宿を探して空室検索などは使うけれど、予約は電話だ。

というのも、こうした予約サイトは成約時にそれなりの販売手数料をとるわけだが、僕は自分の払ったお金はすべて宿に渡したいと思う。R社やR社に、おカネを払うくらいなら、少しでも宿に払いたい。現金だけの支払いというのも、納得している。小さな規模で良心的な価格設定をしているのだから、手数料負担を避けたいのはよくわかる。V社やM社に……(以下略) >> 【旅の話】100ドルの極楽、奈良田温泉。の続きを読む