2016年01月アーカイブ
年末に羽生結弦が、野村萬斎と対談した番組を見た。狂言の極意を聞かされて相当いい刺激だったのか、途中で「うわぁ、すごい所に来てるな」と地が出たような表情になったのだが、その辺りはファンにとっては相当魅力なのだろう。
こうした感情表現は、当然話題になりやすい。
男子フィギュアの選手同士は仲良さそうに見えるが、実際にそうかはともかくとしても、そういう文脈で、ニュースになっている。野球でも、昨年末スワローズの山田哲人の契約更改に青木宣親がサプライズで現れた時も面白かったが、ジャンルを問わずネタは多い。
男性同士の集団では、この「仲がいい」と見えることが、メディア上では重要になってしばらく経つ。
芸能界では、嵐が筆頭だろう。ファンは、彼らの関係性を消費する。これも事実どうなのかではなく、「仲がいいだろう(でも実は微妙かも…)」という脳内妄想を補完してくれることが大切なのだ。他のグループでもそういう流れになっている。
この「仲良し男子」という文脈は、女性が作って来たのだろう。「キャプテン翼」の薄い本が生まれて相当の年月が経つ。その間に、現実の方が追い越していったような感じもあるけど、内田篤人などはその代表だろう。
人間どころか馬が主人公の「馬なり1ハロン劇場」の作者も女性だが、もう四半世紀以上続いている。 >> 【今年気になること】仲良し男子と戦う女子。の続きを読む