「ステマ」という言葉がありますよね。知らない人はいる?~みんな知ってるみたいですね。じゃ、「ステ」って何?~ああ、こちらは意外と知らないかもね。「ステルス」というレーダーに捕捉されにくい戦闘機です。
つまり「姿が見えない」発信源からのマーケティング戦術を「ステルス・マーケティング」と言って、それが「ステマ」ということになったわけ。
つまり「記事のようでいて、実際は広告主からおカネをもらって書かれているコンテンツ」が問題になっているわけですよね。これが、消費者を惑わせるものとして批判されていることは、知ってだろうけど、改めて考えてみましょう。
「なぜ、ステマはいけないのか?」ということだよね。
一見当たり前のことだけど、それを考え直すことはコミュニケーションの仕組みを再確認するためにも有効だと思うからです。
まず、記事や番組などのコンテンツは、それを提供するメディアが取材・制作して提供します。
一方で、広告の主体は企業です。自社の製品やサービスについて「買ってほしい」と思って広告するのだから、当然いいことしか書きません。ある会社が「抜群のおいしさ」と言って、他社が「かけがえのない旨味」と言った時に、どちらが優れているかは消費者が判断することになります。 >> 「ステマ」はなぜいけないのか?【講義覚え書き】の続きを読む