2014年10月アーカイブ
去る日曜日(10/19)のNHKスぺシャル「カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年」は、色の威力をしみじみ感じた。75分と言わず、もっといろいろ見せてもらえればと思ったけど、まあ編集も大変だろうし、また次のお楽しみということなんだろう。
で、内容は面白かったんだけど、どうしても気になることがあって、それは「言葉づかい」だった。というか、単純に「ど真ん中」という表現がやっぱり東京には似合わないと思うのだ。
この番組では「東京のど真ん中」「銀座のど真ん中」と2回「ど真ん中」が使われている。別に普段はこの言葉はそうそう気にならないのだけれど、今回は強い違和感を持った。
個人的な感覚だと、ここでは「東京のまん真ん中」の方が、スッと来る。
そもそも、接頭に「ど」をつけるのは関西の言い回しだろう。丸谷才一は、この表現が広まったのは野球中継の「ど真ん中」が影響していたのではないかと推測していた。これは、野球関係者に関西人が多いからではないか?と書いていたのだけれど、正しいと思う。
なぜか、野球選手は関西弁になり、それがまたエセ関西弁になったりすることは玉木正之も指摘していた。 >> Nスぺの「ど真ん中」が気になるんだけど。の続きを読む