高校野球の女子マネージャーが、たくさんおにぎりを作ったら、ネット上で非難されるという騒ぎがあったそうな。
で、この元の記事を見た時に僕が改めて感じたのは、まあなんと「日本の青春の原型」って強いんだなぁということだ。
太陽、青空、汗、涙。スポーツと恋愛のこうした図式ができたのはいつ頃からなんだろうか。
ちゃんと検証したわけではないけれど、1つ気になるのは「タッチ」だ。今の大学生と話していても、タッチがどんな話かを知っている人は多い。「野球」をテーマにして、発想法のトレーニングをすると、イメージの核の1つは必ずと言っていいほど「タッチ」だ。
今でも覚えているけれど、大学1年の時に友人が「大変だ~」と言ってたまり場にやってきて、それが何かというと「和也が死んじゃったよ」ということだった。ちょうど連載中だったけど、皆で相当驚いた記憶がある。つまり30年前以上のこと。
それから30年にわたって、相当の再放送があったせいか、あのストーリーは「青春の原型」として相当影響があるんじゃないかと思ってる。
一方で、テレビCMも、こうした青春の原型を再生産している。大塚の「マッチ」、カルピスウォーター、シーブリーズなどなど。女子の方がちょっと積極的になっているというシチュエーションが目につく。部活も定番だ。マッチでは、男子は野球部だし。
これもまた30年くらいにわたって続いてきた夏の既視感。でも、どうなんだろう。