連休明けで久しぶりに書くので、まあ軽い話。
連休中、久しぶりに「「蒙古タンメン」を食べた。それにしても、なんで蒙古なんだか。調べると、創業者が「モンゴルは寒いから辛い物を食べているのだろう」と妄想したらしい。
まあ、この手の、「地名勘違い」というか「地名思い込み」の食べ物は結構ある。
古典ではスパゲティの「ナポリタン」だろう。あれは代用品を通り越して、ある種“日本料理”になっている気がする。
神保町の名物「スマトラカレー」もどうなんだろう。
これも創業者が東南アジアを放浪して、スマトラで香辛料のブレンドを学んだことが由来らしい。ただし、いま出てくるのはいわゆる“日本のカレー”だ。インドネシア料理ではない。ポークもあるし。
そういえば名古屋のスパゲティで「ミラネーゼ」というものがある。いわゆる“あんかけスパ”で、ベーコンやハムが入っているのがミラネーズ。タマネギ、ピーマンなどが入っているのが「カントリー」。両方揃っているのが「ミラカン」となる。
何となく平坦なイントネーションで「ミラカン、ちょ」と注文できれば、名古屋弁一級と言った感じだ。ちなみに、小エビや野菜の黄金焼きがのっているのは「サンジェルマン」。もうこうなると、誰も由来を追求しない。
サンジェルマンは、サンジェルマン。それだけだ。
ちなみに画像検索で「ミラネーゼ」を調べると多くのおしゃれな男女に交じってスパゲティの映像が出てくるのが可笑しいんだけど、「ミラネーズ」にするとひたすらスパゲティ。
>> 蒙古タンメン、スマトラカレー、そしてミラカン。の続きを読む