2014年03月アーカイブ
たしかに、そういう面接はあると思うんだけど、実は2種類あるような気がする。
1つは、意図的にプレッシャーをかける面接だ。いつ頃の就活からか、2000年前後だと思うのだけれど、ちょうどこの頃に人事では「ストレス耐性」という言葉が使われるようになった。
つまり、「タフな人がほしい」ということだ。
ただし、こういう面接を意図的に行っていい人材が採れるか?というと疑問に思う。
学生を嫌がらせても、その学生の「普通の姿」はわからない。面接というのは、できる限り「普通の姿」を引き出せることが大切なはずだ。つまり面接対策で、対応されるような小手先の質問では本当の姿をつかめない。
こういう極端な面接をしつこく行う会社は、どこか根っこでおかしいのでは?と疑ってもいいと思う。
で、重要なのはもう1つの「圧迫面接」。それは、学生の心の中にある。もう少し正確にいうと、学生が「圧迫」と定義してしまう面接だ。面接する側は、普通にしていても学生が「圧迫」と思う。それをネットに書き込む。それが、心象となるパターンである。
実際に話を聞くと、学生の方が、思い込みからプレッシャーを感じていることがかなり多い。試験であれば、一定のプレッシャーは当然で、そういうことは以前からある。