2007年もプチバブルで、偽装の年だった。
(2013年10月29日)

カテゴリ:マーケティング

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また、偽装だ。また、というより久方の偽装ニュースという感じだ。
いつ頃だったかな、と思って調べると2007年だった。ミートホープに端を発して、「赤福」「白い恋人」と続いた。
やっぱり、というか今年が2007年に似ているということを書いたけれど、こんなところまで似ているとは、とちょっと驚く。
以前も出した写真だが、今年の5月の日経を電子版で読んだ後に、たまたま出てきた古新聞が酷似していて驚いた。簡単にいうと、ちょっとした”プチバブル”な感じが似ているのである。
「バブルへGO!」という映画も2007年で、アラフォーとかもこの頃から出てきた言葉だ。
いまはプチバブル、というほどでもないがリーマン・ショック以降では一番浮かれているとは思う。じゃあ、なんで偽装が出てくるんだろう?
ここから先は、仮説というより全くの思いつきなので、あまり突っ込まないでほしいのだけど、このプチバブル的な気分と関係があると思うのだ。
今回のホテルのメニューが発覚した経緯はよくわからないのだが、2007年の一連の事件は内部告発だったと言われている。まあ、そうでもなければ出てこない話だ。
「ちょっと景気がよくなったので、調子に乗った」とか「それなのに現場は大変になるばかり」というバランスの崩れが起きて、いろんな不祥事がばれていくのだと思う。


「時代の気分」と「現場の空気」の落差は結構強いわけで、これは不満が出やすい一番のパターンでもある。
こうした行為は、本当に不況の時は出てこない。そんなことして会社がつぶれたら困るのは結局自分だからだ。
そして、クール便がクールじゃないとか、そういう話も今後出てくるだろう。告発したい人は山ほどいて、乗りたいメディアもたくさんある。
ちなみに、2007年は「納豆ブーム」で年が明けた。で、それを仕掛けたはずの「あるある」は見事に散ったのだが、それから6年経って「ほこ×たて」の事件。テレビ番組の偽装という意味でも、何だか似てる。
もっとも、これは単にテレビ局が何の学習もしていないというだけの話だと思うんだけど。