話題の映画「レ・ミゼラブル」の特集が毎日新聞のウェブに載っていた。こちらの記事だ。で、僕も見たので読んだのだけれど、何だか哀しくなってしまった。
隙のない脚本、美しく逞しいメロディー、卓越した歌唱と、斬新なカメラワーク。上映後には、久しぶりに魂を抜かれた気分になった。ただし、新聞社というのは、それだけでは納得できないらしい。
このヒットの背景には「格差社会」があり、「東日本大震災」の影響があるそうなのだ。そして、識者の分析、という名の感想文が並んでいる。
香山リカさんとか、すっかりネタを提供する不思議な方になっている。あの映画の怒涛の波の中で「アベノミクス」に思いを馳せる人がいるんだろうか。
まあ、この「特集」を読むと、ホント新聞のこれからはますます厳しいな、と思う。結局ヒットしたコンテンツの背景を、どうしても「社会状況の反映」にしないと気が済まない。そういう分析をすることが自分たちの役目だと思っているのだろう。
それこそが、新聞離れの最大の原因だというのに。
私は、営業ノルマは必要ないと考えています。「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で課せられるのがノルマです。社長が判断ミスをして社員に叱られますか? ビジネスで最も恥ずべきひきょうな行為です。ノルマが嫌で、あるいは上司が嫌いになり、会社を辞めた仲間を何人も見ました。ビジネス界にとって大きな損失です。
経営者が怠けている証拠でもあります。ノルマで脅して社員を思い通りに動かそうとすしくじった社員を叱ると、次の営業はどうすると思いますか? 何とかして売り上げの数字を作ろうと、提案が縮こまります。それでは、正しいビジネスを覚えられません。「コミュニケーションができてないよ。どうすればいいか、次の会議まで他の社員の行動を見て勉強してごらん」。そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。
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さて、上記の文章は私が書いたものではない。朝日新聞デジタルに掲載された桑田真澄氏の文章を少々いじらせて頂いた。原文は、以下のとおり。例の大阪の高校で起きた体罰と自殺をめぐる問題へのコメントである。
あけましておめでとうございます。
4日と言っても、今年の日並びからいって、まだまだスタートしてない人も多いと思い、全く仕事は関係ない話を。
今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」なんだけれど、主人公は新島八重で、会津の物語ということをご存じの方は多いと思う。で、八重は同志社の創立者に新島襄と結婚する前は「山本八重」であり、その兄「山本覚馬」とともに物語の中心をなすようだ。
なんだか、自分と同じで親しみが湧くな~とか普通「山本」姓の者は感じないだろう。それくらい多いわけだ。
ただし、この会津山本家については、かなり気になるのだ。
こちらのページなどにも出てくるが、山本八重の祖先は「山本道珍」であり、その次男筋の血筋のようである。で、結論をいうと、この山本道珍は僕の先祖なのだ。
この写真は、道珍の眠る白金・立行寺の墓石である。明治34年に没したようだ。
次男筋の分家の方は、今回のドラマでも注目されているが本家の方はどうかというと、実はしっかりつながっていて僕が末裔なのである。
ううむ。自分のことを「末裔」とか入力変換したの書いたの初めてかも。
ちなみに、この山本道珍は会津の茶道頭を200年以上にわたり、代々勤めていた。茶坊主ではなく、茶道頭。文化系団体の元締めみたいなものだったのだと思う。茶道辞典にも名を残している。
そして、まだネットのない頃だが十数年前に郷土史家の宮崎十三八様を探し当て、手紙も頂いき、会津まで行ったのだが、入院されてしまいそのまま帰らぬ人となってしまった。
その後、別に情報が増えることもなくネットで検索してもあまり出てこなかったのだが、先日「八重の桜」が気になって調べたら、結構出てくるようになっていて驚いた。
幕末の動乱の折に、南部(岩手県)に流され、明治元年に長男の源太(僕の曽祖父)が東京に出てきて、やがて職を得て居を構える。その後、東京で暮らしたようで、父の戸籍謄本を見ると、出生時の「前戸主」として道珍の名が見られるのだ。高輪から三田に移ったようで、墓所は近所ということだったのだろう。
考えてみれば、山本覚馬・八重の子孫は僕と祖先を同じにするわけなのだが、いったいどうしているのだろうか。このようにドラマ注目された機会なのだから、再度資料が見つかるかもしれない。
実は会津若松市にも照会している。また会津から見てもおそらく道珍の行方はわからずじまいだと思うので、東京の寺で眠っているというのもそれなりの発見なのではないかと思ったりしている。
というわけで、何か知っている人いたら教えてくださいな(って、かなり難しいとおもうけど)。
というわけで、いつもは殆ど見ない大河ドラマだがさすがに気になる。ううむ、折角だから来年50歳になるのを機に「山本道珍」を名乗ってみようかな。