2012年02月アーカイブ
フリーランスになって、というよりなる前から気になっていたのは健康のことだった。もちろ大病も怖いが、「風邪で仕事に穴をあける」みたいなことだって、会社員より遥かに気を使うことになる。
仮に一日研修の講師をおこなう日に、インフルエンザになったらどうなるか。そのために全国各地から来ている人もいるのに「自習」とかで済むわけがない。想像するだけでゾッとして体に悪そうなので、想像もしないことにした。
そういうわけで、手洗いとうがい、それに睡眠という基本は風邪予防の基本として有効であることは、とりあえずこの10年くらいの経験から推奨したいと思う。
ところが、どうにも避けがたいことがあって、それは家族に不幸があった時のことである。これこそ、あまり想像したくもないわけだが、昨年の春先に父の余命が半年あまりであることを医師から告げられて、にわかに現実問題となってしまった。
こういう時は冷静さを欠くので、とりあえず非現実的なケースしか思い出さない。たしかバーンスタインが奥さんを亡くした時に日本公演をキャンセルしたことがあったなあ、とか。
だから、どうなるというのやら。
現在のクライアントに、あらかじめ挨拶をしておくことはしたが、「万が一の場合は」を前提にして話すわけにもいかない。知り合いに、こうしたケースでどうしたかを尋ねたが、これといった解があるわけでもなかった。